合皮と本革の違いについて、基材に不織布以外のものを用いたものが合成皮革と言われていて、編物や織物をベースにした上から、ポリウレタン樹脂を厚く塗っていたり貼り合わせていたりするものが合皮です。
目に見える表面の部分を天然の皮革に似せたシワを人工的に作り出していて、本革の場合は長く使用するために、頻繁にワックスを塗ったりして手入れをしないといけない反面、合皮の場合は雨に濡れたとしても拭くだけで大丈夫です。
毎日の手入れが面倒だと思う人には、手軽な合皮の方が良いかもしれませんが、本革の最大の魅力は経年の変化によってより深みが増すという点が、大きなポイントになっていて、色味や形なども変化して飽きることなく長く愛用できるものへと変化していきます。
中でも質感や艶などは合皮では出すことが出来ないので、丁寧に手入れを行えば合皮に比べても長く愛用できます。
使い方次第で20年近く持つと言われている本革と、すぐに使用できなくなる合皮では価格も違いますが、本革のデメリットと言われている水に弱い点は注意が必要です。
濡れたまま放置しておくとカビやシミの原因に繋がり、結果的に使用出来なくなる危険性もあるので気をつけましょう。